eM Client では PGP暗号化メール を誰もがすぐに利用できるように設計しています。特にPマーク（プライバシーマーク制度）や、その他情報セキュリティ認証などを取得（予定）の企業、機密情報のやり取りが多い企業、官公庁におすすめです。もう機密情報は不便の割にセキュアでない暗号化したZIPファイルで送る必要はありません。

ビジネスで利用しているG Suite (Google Workspace / Gmail)や、Microsoft 365など多様なメールサービスでeM Clientは暗号化メールを送受信することが可能です。

メールの復号に使うPGP秘密鍵のパスフレーズ（パスワード）を忘れてしまうと誰にも復号することができず、ノートパソコンを盗難された場合も都度PGP秘密鍵を入力する設定にしておくことで、盗難者に機密情報メールを閲覧されることを防ぎます。

電子メールの暗号化は、 意図した受信者以外に読まれる可能性のある機密情報を保護 するために、電子メールメッセージの内容を暗号化します。 安全なネットワークを使用している場合でも、メッセージは他のユーザーによって傍受される可能性はゼロではありません。

例）機密情報を暗号化ZIPファイルで送る場合
ZIPファイルを開くためのパスワードを同じ送信メールアドレスで、同じ受信者に送っている場合はパスワードを記載したメールも一緒に傍受されてしまうと全く意味がありません。

しかし、eM Clientはメールを簡単にPGP暗号化を行うことができ、 受信者以外はメールの内容を読むことができなくなる ため、例え誰かがあなたのメッセージを傍受したとしても、その内容にアクセスすることはできません。 電子メールの暗号化とデジタル署名に使用される主な概念は、公開鍵暗号であり、非対称暗号としても知られています。eM ClientがサポートしているS/MIMEとPGPプロトコルは、どちらもこの概念を使用しています。

PGPは、暗号化や電子署名に使用できる暗号化方式の一つです。PGPは（Pretty Good Privacy）の略で、1991年にすでに発明されています。PGPは主に電子メール通信に関係していますが、どんなテキストやファイルにも適用することができます。

PGPは非対称暗号方式を採用しているため、2つの鍵が含まれています。デジタル署名や受信メッセージの復号化に使用される秘密鍵と、デジタル署名の暗号化と検証に使用される公開鍵です。

各PGPの鍵には、数字と文字の短い文字列からなるユニークなフィンガープリントが含まれています。この機能によりユーザーは電子メールなどの安全でないチャネルを介して送信された鍵を簡単に確認することができ、将来の通信の安全性を脅かすような鍵の改ざんが行われていないことを確認することができます。

PGPを利用している法人例）
情報セキュリティ対策の強化等の活動に取り組んでいる独立行政法人 情報処理推進機構（IPA)は、「脆弱性関連情報に関する届出」等のメールに対してPGPを利用して暗号化メールを受信できるようにしています。 参考URL: https://www.ipa.go.jp/security/pgp/index.html

eM Clientは最新版に搭載している eM Key Book機能 でPGP暗号化メールをすぐに利用できるように設計し、ビジネス先のPGP公開鍵の管理もすぐに行うことが可能です。

eM KeyBookは公開鍵の管理を簡単に行う機能です。メールの復号に必要なパスフレーズ（パスワード）は保存しませんので安心してください。ご自身でしっかりと管理してください。

例1）私（私の会社）はもちろん、私の取引先もeM Client 8とeM Keybookを使用しているケース

これが最も簡単な設定です。もし、あなたと取引先がPGP公開鍵をeM Keybookにアップロードしていた場合、新規メッセージに取引先のアドレスを入力して送信をクリックすると、取引先の公開鍵をダウンロードして使用するオプションが自動的に表示されます。

例2) 取引先が古いバージョンのeM Client(ver7以前)や別のメールクライアントを使っているケース

この場合、メニュー > 設定 > 署名と暗号化 > 自分の証明書/鍵の項目から簡単に鍵を送ることができます。証明書をダブルクリックして証明書の詳細を開き、「送信」ボタンをクリックすると、選択した受信者に鍵を配布することができます。受信者には、添付された鍵を含むメッセージが送信され、eM Clientの PGP 鍵ストレージ (PGP Key Storage / PGP キーストレージ)や、他のアプリに簡単にインポートすることができます。

*PGP暗号メールを送るには、事前にメール送受信者双方がPGP暗号を取得している必要があります。メール受信者がPGP暗号を取得していない場合は通常の非暗号化メールで送信するようになります。

eM Client では、見やすい画面構成により、メールの閲覧/作成に集中することができます。

IMAP接続の再設計によって、より高速かつスムーズなメールの同期/処理が可能になりました。新しい IMAP接続のスピードを実感してください。

すべてのアカウントの添付ファイルを1か所で管理し、保存、転送、削除することができます。

Word、Excel、PDF などのドキュメント での 全文検索 がサポートされたことによって、より的確な検索結果を得ることができるようになりました。

添付ファイル を Dropbox、OneDrive、Google Drive にアップロードし、リンクとしてメッセージに添付可能。巨大なファイルの送信も簡単になりました。

クラウドストレージフォルダからファイルを添付するときに、ファイルを挿入するか、リンクだけを挿入するかを決めることもできます。

eM Client は常に受け取ったメールへの対応をチェック。未対応のメールがあればお知らせし、 返信もれを防ぐ ことができます。

受信メールに対するスヌーズ機能によって、指定した時間にリマインドを表示することができます。忙しい場合もスヌーズを設定しておけば、対応を忘れることがありません。

Gmail だけでなく、IMAP や Exchange アカウントでも、ワンクリックでのアーカイブ機能が使用可能になりました。

タッチモードのジェスチャーがさらに改善されました。モバイルアプリケーションと同様のジェスチャーを使用して、メールをサクサク整理することができます。

よく使用するメールフォルダを左ペインの上部にピン留めして、簡単にアクセスすることができます。毎回リストをスクロールして、希望のメールフォルダを探す手間がなくなります。

eM Client の 自動返信機能 は Exchange / Office365 / IceWarp に対応。eM Client からサーバーに対して、直接設定できるようになりました。

初回のメールアカウントのセットアップ中に、 PGP暗号化 の画面が追加されました。より簡単に、暗号化された安全なメールを使用できるようになります。

テンプレートが改善され、メールの外観がより美しくなりました。

任意のメールを PDF形式 で簡単に保存できるようになりました。

カレンダービューが見やすくなっただけでなく、以前よりも多くの情報がカレンダーに表示されるようになりました。

新たに追加された7日間ビューでは、今後7日間の予定をプレビューすることができます。

日々の予定を サイドバー に表示し管理することができます。
メールを見ながら予定の確認ができるので大変便利です。

詳細画面も再設計され、よりシンプルに見やすくなりました。

各連絡先の情報を閲覧/編集はもちろん、 連絡先からそれぞれのメール送受信履歴 や 添付ファイル一覧 にすばやくアクセスすることができます。

様々な入力欄により、詳細な連絡先を登録しておくことができます。