◆ファイルサルベージ5の主な機能
・ Intel搭載Macintosh対応
検索や復旧処理そのものの実行に関わる、すべてのコードを刷新し、新たにIntel CPUに最適化したコードを書き加えて、PowerPCとIntel
の双方のCPU上で高速処理を実現しました。なお、ユーザインターフェースのコードはPowerPC用コードのため、Finderの『情報を見る』では「PowerPC」と表示されます。
・ 一新されたユーザインターフェース
ユーザインターフェースを整理し、探す対象に合わせて、対象のボリュームから削除したファイルだけを探す「復元」モード、ボリューム・ディスク全体からすべてのファイルを復旧する「救出」モード、プレビューを行いながら操作する「上級者」モードを搭載しました。「復元」及び「救出」のそれぞれのモードでは調査する対象とするディスク・ボリュームを指定し、実行ボタンをクリックします。アイコンで表示されるファイルタイプのグループを選び、保存先を指定します。これだけで、ファイルを取り戻すことが出来ます。上級者モードでは、以前と同様、個別のボリュームやディスクを選択し、「空き領域のみ」のチェックボタンで検索範囲を指定したり、見つかったファイルを保存前に、プレビューし、必要なファイルだけを保存することが出来ます。
・強力なセクタスキャン(コンテントスキャン)
「ファイルサルベージ5」は、ディレクトリ情報からファイルを探すのではなく、ディスク上のセクタ内容を直接解析して、その内容からファイルを再構成するセクタスキャン(コンテントスキャン)による検索技術に基づいています。このため、ディレクトリスキャンに基づく他社製品とは異なり、ディレクトリ情報の破損状況に関わらず、高確率でファイルを復元することが可能です。
・ファイル名の自動推測機能の搭載
ファイル自体には、ファイル名が含まれないため、セクタスキャンにより復元されたファイルは、今まで、元のファイル名ではなく、連番で自動命名するしかありませんでした。今回のバージョンアップでは、その内容文章や、タグ情報が利用できる場合に、それらから推測して、その内容を表すようなファイル名を生成する機能を搭載しました。この場合、オリジナルファイル名では無いので、必要に応じて、この機能をオフにすることも可能です。
・音声、画像、動画のプレビュー機能
ボリュームやデバイス内を検索した後、各ファイル種別にリストされたファイルの内、音声(MP3/M4A/M4P/AIFF/WAV)、画像(JPEG/TIFF/PNG)、動画(AVI/MOV)の各ファイルに関しては、ファイルサルベージ5上で、プレビューを行え、必要なファイルを簡単に同定できます。プレビューに対応していないデータに関しては、生データとして、ファイル先頭を(可能な限り)テキストで表示します。
・検索結果の保存と復旧作業の再開
「上級者」モードでは、セクタスキャンによる検索結果をファイルに保存することができます。プレビューをしながら復旧したいファイルを選んで復旧するには時間がかかるため、一度検索結果を保存することで、作業を一旦中止し、別の作業をした後で、時間がある時に復旧作業を再開することできます。このように検索結果を保存すれば、再度、復旧作業が行えることで作業時間を気にする必要がなくなりました。尚、復旧対象のディスクは、他のソフトウェア等で変更を加えないよう、ご注意ください。
・セーフティ・ファースト(安全第一設計)
「ファイルサルベージ5」は、データを復旧したいディスクやデバイスには、決して書き込みを行いません。復旧しようとしているディスクにさらなる損傷を与える事無く、単に読み出すだけで、復旧したファイルは、指定のディスクにコピーされます。
・iPodをはじめ、メディアを選ばない処理
「ファイルサルベージ5」はメディアに依存しません。ハードディスクドライブ、USBキー、FLASHカード、引っ掻き傷の付いたCD、DVD、さらには、iPod等、Macintoshコンピュータに接続できるほとんどのメディアからファイルを復旧できます。
・Linux、Windowsディスク、またBootCamp上のWindowsボリュームにも対応
「ファイルサルベージ5」はファイルシステムに依存しないので、Linux用ハードディスク、BootCamp内のWindowsボリュームを含む、WindowsボリュームやWindows
PC用ハードディスクからのファイルの復旧にも対応しています。
・HFS+ボリュームでの復旧作業の作業の快適化
「ファイルサルベージ5」は、HFS+ボリュームでは、復旧の過程を速くするために、ファイルを復旧するボリュームの空きスペースだけをスキャンすることができます(「復元」及び「上級者」モード)。
・フォーマットされた後のディスクやデバイスからの復旧
初期化されたディスクやデバイスからも、「ファイルサルベージ5」なら、ファイルを取り戻せる可能性があります。
・破損したメディアからのファイルの復旧
「ファイルサルベージ5」は、破損したメディアからもデータの復旧ができます。ディスク上の無傷のデータをスキャンして、見つかる限り、ファイルの全体もしくは一部分を復旧します。
・動作不良を起こすハードウェアからの復旧
「ファイルサルベージ5」は、もう動かなくなったと考えていたディスクやデバイスからデータを取り戻して、驚かせるかもしれません。検証を経て改良を重ねた実績のある複数の技術を用いて、同じセクタを繰り返し読み出し、更に完全に読めなくなった領域を自動的にスキップすることで、可能な限りのファイルを復旧します。この手法によって、ファイルサルベージ5は、完全に壊れているように見えたディスクやデバイスからもファイルを復旧することがあります。
・「ファイルサルベージ5」は、次の主なタイプのファイルを復旧することが可能です:
画像:JPEG, TIFF, PNG (プレビュー対応)、及び下記掲載のデジタルカメラのRAWデータ
サウンド:MP3, M4A (iTunes ファイル), M4P (iTMSでご購入になった暗号化されたiTunesファイル、プレビューには購入認証が必要です),
AIFF, WAV, MIDI (プレビュー対応)等
動画:AVI, MOV(プレビュー対応), ASF, RealMedia (プレビュー非対応)等
書類:Office ファイル(Microsoft Word、 Excel、PowerPoint)、RTF、FileMaker5/7
その他:Mailデータ(mbox及び添付ファイル)
サポートするファイルタイプの一覧(ソフトウェア名とファイルタイプ):
Canon(RAWデータ)、Fujifilm camera format (RAF)、Kodak(RAWデータ)、Nikon(RAWデータ)、Olympus(RAWデータ)、MacroMedia
Freehand、Adobe Photoshop、Canvas X、Cinema4D、GIMP、Painter、BMP image、GIF、JPEG、PNG、QuickTime
Image、Targa image、TIFF、3GPP ビデオ、3GPP2 ビデオ、Adobe After Effects、Adobe LiveMotion、AVI
ムービー、Digital VideoとiMovie ムービー、Final Cut Pro、Flash fla、Flash swf、iMovie
プロジェクト、m4v ビデオ、MacroMedia Director、QuickTime ムービー、RealMedia、WMV と ASF
ムービー、Adobe Illustrator、Adobe InCopy、AppleWorks Document、email 添付ファイル、FileMaker
5、FileMaker 7、Final Draft、JMP statistics software、Mail (Mail.app email)、Mail
(mbox standard mailbox file)、Mathematica、Microsoft Excel、Microsoft PowerPoint、Microsoft
Word、PageMaker、Quark Xpress、QuickBooks、RTF、TurboTax、VectorWorks、AIFF サウンド、Apple
Logic Pro、Finale、M4A、M4P、MIDI、MP3、Ogg Vorbis、Reason、WAV サウンド、Automator
Workflow、AppleScript、binhex archive、bz2 compressed tar、C Source code、gzip
archive、HTML、iCal events、PDF、RAR archive、RealBASIC、Safari Bookmarks、Stuffit
SIT、Stuffit SITX、キーチェーンファイル
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