PowerX Hard Disk Managerは、Windowsが稼動中でも、システム、アプリケーション、データすべてを含むパーティションあるいはハードディスク全体を、アーカイブ(イメージファイル)として保存することができるイメージングバックアップツールに、高機能なパーティショニングツールを付加。さらにハードディスクコピー機能やデータ完全抹消機能など、ハードディスクのメンテナンスに欠かせない機能を1つのパッケージに統合したソフトウェアです。
PowerX Hard Disk Managerの主な機能はすべてアイコンで表示されており、分かりやすいウィザードが用意されています。初心者でも簡単にバックアップ/リストアや、パーティション操作を実行することができます。バージョン11ではWindows 7に対応したのをはじめ、新機能が満載されています。
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■Windows 7に対応
■64ビットOSに対応
■GPT(GUID Partition Table)ドライブに対応
Windowsデータパーティションに対する以下の操作が可能です。
- パーティションの新規作成/フォーマット/リサイズなどのパーティション操作
- パーティション同士の結合/空き領域の移動
- 削除されたパーティションの復元
- パーティション単位またはハードディスク単位でのバックアップ/復元/コピー
※UEFIを使用して起動するWindowsシステム、Linuxシステム、およびMac OSのBootCampを使用して
構成したWindowsシステムには対応していません。
※2TBを超えるハードディスクには対応していません。
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■2種類のリカバリー環境を用意
製品CDから起動することでWindows PE 3.0ベースのリカバリー環境を使用できます。これにより、最新のマザーボートやインターフェースでリカバリー環境を使用することができます。
また、リカバリーメディアビルダを使用することにより、Linuxベースのリカバリーメディアを作成することができます。
※お使いのPCがCD/DVDからの起動に対応している必要があります。
■USBフラッシュドライブからのリカバリー環境(Linux)起動
リカバリーメディアビルダでは、CDやDVDの他に、リカバリー環境をUSBフラッシュメディアに展開して、リカバリーメディアとして使用することも可能です。メディアからの起動が高速になるだけではなく、光学メディアドライブを搭載していないPCでもリカバリー環境を起動することができます。
※お使いのPCがUSBフラッシュメディアからの起動に対応している必要があります。
■Blu-ray のサポート
バックアップ先にBlu-rayを指定することができます。
■FTPへのバックアップ
バックアップ先にFTPを指定することができます。
■ファイルバックアップ機能
指定したファイル/フォルダーをアーカイブにバックアップすることができます。スケジュールでの実行や増分イメージの作成も可能です。
■補完ファイルの作成機能
作成したバックアップアーカイブ(ハードディスク/パーティション)に、補完ファイルとして指定したファイル/フォルダーを追加することができます。
■操作ログファイルの表示機能
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■「エクスプレスランチャー」を実装
目的に沿ったウィザード(バックアップ/復元/コピー/パーティションの作成/空き領域の移動/ハードディスク、パーティションの抹消など)をすぐに呼び出すことができます。
■仮想ハードディスクのマウント機能(VHD/VMDK/VDI)
マウントした仮想ハードディスクの参照と、ファイル/フォルダーの転送ができます。
■パーティションバックアップ時のファイル除外機能
パーティションのバックアップ時に、除外するファイルを設定することができます。
■Western Digital社のAdvanced Formatテクノロジーによってフォーマットされた
ハードディスクに対応
■SSD(Solid State Drive)に対応
■複数のホットプロセッシングを選択可能
「PowerX ホットプロセッシング」「マイクロソフトボリュームシャドウコピーサービス」いずれかのホットプロセッシングを選択可能です。
■Linux Ext4 FS/Apple HFS(HFS+)に対応
※一部機能制限あり
■Intel Mac対応
Mac OSのシステムパーティションに対し、以下の操作をおこなうことが可能です(製品CDからの起動時)。
- Mac OSのシステムパーティションのリサイズ(パーティション後方の拡大/縮小)
※Appleパーティションマップでフォーマットされたハードディスクには未対応
- ハードディスク単位でのバックアップ/復元
- ハードディスク単位での別ディスクへのコピー
■OSの起動を管理できるツール、PowerX Boot Managerの新バージョンを同梱
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■システムパーティションのバックアップ(ホットプロセッシング)
Windowsが稼動中でも、システム、アプリケーションを含むパーティションあるいはハードディスク全体をアーカイブ(イメージファイル)としてバックアップすることができます。アーカイブの作成はウィザードに従うだけで簡単におこなえます。
■バックアップのスケジューリング
システム障害やウイルス感染、ハードディスクの故障に備えて、システムパーティションも含めた完全なバックアップを、スケジュール設定で自動実行することが可能です。スケジュールは、1回/システム起動時/ログオン時/毎日/毎週/毎月を設定できます。
- サイクルバックアップ
バックアップの種類を、「ベーシックタイプ(基本のみ)」「差分タイプ(基本+差分)」から選択でき、イメージの最大保存ディスク容量や保存できる最大イメージ数を設定可能です。これにより、ディスク容量の管理やバックアップスケジュール作成時の操作が簡略化できます。
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■様々なストレージデバイスへ柔軟にバックアップ
アーカイブ(イメージファイル)は、コンピューターに内蔵されているハードディスク、NAS(ネットワーク・アタッチド・ストレージ)を含むネットワーク上の共有ドライブ、USB、FireWire(IEEE 1394)接続のハードディスク、CD-R/RW、DVD±R/RW、DVD±R DL、Blu-ray, FTPなどに直接保存でき、そこから復元することができます。大容量のデータをCD/DVDに保存する場合には、アーカイブを分割して作成することもできます。
■差分バックアップ
事前のバックアップで作成した基本アーカイブ(イメージファイル)を指定し、差分アーカイブを作成することができます。基本アーカイブとの差分だけを生成するため、新たに全体をバックアップする場合と比べてバックアップの作業時間を節約できます。差分バックアップはスケジュール設定することも可能です。
■OSが起動できなくても製品CD起動から復元/バックアップが可能
製品CDから起動可能なWindows PE 3.0ベースの復元環境により、内蔵ハードディスクのシステムパーティションからOSを起動できなくなった場合でも、アーカイブ(イメージファイル)からシステムを復元することが可能です。また、製品CDからPCを起動して、アーカイブの作成をおこなうこともできますので、メーカー出荷時の状態をバックアップしておくことも可能です。
■バックアップ用の安全な保存領域を
作成できるバックアップカプセル機能
内蔵ハードディスク内にバックアップ専用の隠し領域(バックアップカプセル)を作成することができます。この領域はOSから参照することができないため、誤った操作によりアーカイブ(イメージファイル)が削除される危険性を低下させます。
■バックアップカプセルのシステム復元
オプション
バックアップカプセルに構成したリカバリー環境(Linux)から、システムの復元やメンテナンスを実行できるように設定が可能です。CDドライブのない1スピンドルのノートPCでもHard Disk Managerを起動してハードディスクをメンテナンスできます。
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■ハードディスクのコピー機能
2台以上のハードディスクを接続している場合、ウィザードを使用してハードディスク全体のコピーをおこなえます。また、ハードディスクのコピーをスケジューリングすることも可能です。
■パーティションのコピーと
そのスケジューリング
パーティションを同一または別のハードディスク上の空き領域に対してコピーします。パーティションのコピーをスケジューリングすることも可能です。
■バックアップ/リストア用に様々な
便利ツールを装備
- 統合バックアップウィザード
アーカイブ(イメージファイル)の統合や再分割、光学メディアへの書き込みなどをおこなうことができます。
- リカバリーディスク検査ウィザード
- バックアップイメージの整合性チェック
ウィザード
- アーカイブの参照
ボリュームエクスプローラを使用して、アーカイブ(イメージファイル)の内容を参照することができます。
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■パーティションのサイズ変更/移動/コピー/作成/フォーマット/削除
■パーティションの結合
データを消さずに、二つのパーティションをひとつにまとめることができます。
■空き領域の移動
ハードディスク上の空き領域を、必要なパーティションに対して任意のサイズで移動することができます。
■パーティションのアクティブ/
非アクティブ切り替え
■パーティションの表示/非表示
切り替え
■ファイルシステム種別の変換
データを消さずに、ファイルシステムの種別を変換できます。
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■ボリュームラベルの設定
■仮想操作
操作を実際に適用してハードディスクを変更する前に、変更後の結果をあらかじめ確認することができます。仮想的に複数の操作をおこない、変更後に想定されるハードディスクの状態を確認できますので、設定を間違った場合には簡単に取り消すことができます。
■OSの起動を管理できるツール、
PowerX Boot Managerを同梱
PowerX Boot Managerは、1台のPC上でアクティブパーティションを切り替えることにより、複数のOS(Windows)の起動を管理できるツールです。
PC起動時にOS選択メニューが表示されますので、登録されているOSを指定して使用することが可能になります。 例えば、「Windows 7を新規に導入したいが、Windows XP環境もしばらく残しておいて両方のOSを切り替えながらアプリケーションを使いたい」という場合に大変便利なツールです。
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■Windows PE 3.0ベースのCDブート環境
OSが起動できない場合でも、Hard Disk Managerの製品CDからPCを起動してハードディスクにアクセスし、パーティションのメンテナンスやデータの救済作業をおこなうことが可能です。
■削除パーティションの復元
誤って削除してしまったり、ウイルスなどにより削除されてしまったパーティションを自動検出します。
パーティションが削除されたあとに他のデータで上書きされていなければ、ほぼ確実に復元が可能となります。
■ボリュームエクスプローラ
Hard Disk Manager上に組み込まれたボリュームエクスプローラタブを使用することで、非アクティブ/非表示状態のFAT16、FAT32、NTFSパーティション上のデータを参照/コピーできます。 ドライブ文字が割り当てられていないパーティションに対しても動作します。 また、NTFSメタデータにもアクセス可能です。
■ディスクの表面テスト
指定した領域の全セクターをチェックし、読み取り可能なことを確認します。
■ファイルシステムの整合性チェック
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■その他、高度なメンテナンス機能を満載
- クラスターサイズ変更
- パーティションシリアル番号の変更
- NTFSバージョンの変更
- ダイナミックディスクをベーシックディスクへ変換
- ファイルシステムIDの変更
- MBR(マスター・ブート・レコード)の更新
- パーティションテーブルの編集
- ディスクエディタ(セクターの表示、編集)
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■データの完全抹消
抹消ウィザードを使って、ハードディスク/パーティション上のファイルシステム/データを完全に消去します。 ブートストラップコードや他のシステムサービス構造を含む、ディスク上の全ての情報を復元不可能なレベルにまで消去するため、最高レベルのセキュリティを実現できます。 米国国防総省のデータ抹消方式(DoD 5220.22-M)、Peter Gutmann’s 方式に加え、ユーザーが抹消方式を作成して使用することもできます。
■ダイナミックディスクをサポート
- ダイナミックディスクを自動的にリサイズしながら復元できますので、より大きなサイズのボリュームへのアップグレードが簡単におこなえます。
- Windowsを稼動させたままダイナミックボリュームをバックアップできます。
- ダイナミックボリュームに対する「フォーマット」「ファイルシステムのチェック」が可能です。
■自動シャットダウン機能
スケジュールされた操作が正常に終了した後、PCを自動的にシャットダウンします。
■電子メールによる操作結果の通知
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- プロセッサ:Pentium(または完全互換)733MHz以上のCPUを搭載したIBM PC/AT互換のPC
※ Windows Vista、Windows 7 は1GHz以上
- OS:(x86、x64各日本語版)
- Windows 7 Home/Professional/Enterprise/Ultimate
- Windows Vista (SP1 以降)Home Basic/Home Premium/Business/Enterprise/Ultimate
- Windows XP (SP2 以降) Home/Professional
- Windows 2000 Professional SP4
※Windows Server系のOSでは使用できません。
※日本語版オペレーティングシステム以外での検証は行っておりません。
- メモリ(RAM):512MB以上
※Windows Vista、Windows 7は1GB以上
※リカバリーメディア(Linux-CD、USBメモリ)から起動する場合は256MB以上
※製品CD(WindowsPE)から起動する場合は512MB 以上
- 光学ドライブ:メディアからの起動が可能なCD/DVD/BD(Blu-ray Disc)ドライブ
※BIOS が、光学ドライブからの起動に対応していること
- ハードディスク空き容量:インストール用に150MBの空き容量が必要
- その他:
-
1024×768 ピクセル(XGA)以上対応のビデオアダプターとモニター
-
マウス
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■サポートしているメディアとハードディスクのインターフェース
- ハードディスク(2TBまで対応)
※2TBの単体HDD, LUで動作を確認
- Parallel ATA(IDE)、Serial ATA(SATA)、SCSI、SAS規格に準拠したハードディスク
- FireWire (IEEE1394a)、USB 1.0、USB 2.0、E-SATAで接続されたハードディスク。
※外付け形式で接続される場合、コントローラーチップとの相性問題が発生する場合があります。
その場合、内部接続につなぎ換えてお使いください。
■サポートしているファイルシステム
NTFS、FAT16、FAT32
※下記のファイルシステムの操作には一部機能制限があります。
Linux Ext2FS、Linux Ext3FS、Linux Ext4FS、Linux ReiserFS、Linux Swap、Apple HFS+
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■制限事項
PowerX Hard Disk Manager 11を使用するにあたり次の制限事項をご確認ください。
- 137Gバイトを超える容量のハードディスク(Big Drive/48bit LBA)をサポートしない環境では、正常にハードディスクを認識できない場合があります。
- 2TBを超えるボリュームの操作には対応していません。RAID環境でご利用になる場合はLU(Logical Unit = 論理ユニット)を2048MB未満で設定してください。
- ダイナミックディスク(dynamic disk)全体のバックアップイメージは作成できません。ボリューム単位でバックアップ/復元を行ってください。
- リカバリーメディアから起動して各種操作を行う場合には、お使いの環境がメディアからの起動をサポートしている必要があります。
- ハードディスクに物理的な障害が発生している場合、正常に操作ができない場合があります。
- Windows Vista SP1以降で利用できるexFATには対応しておりません。
- ハードディスクの複製目的でバックアップ/復元を行う場合は、ハードディスク単位でバックアップを作成する必要があります。
- USB/IEEE1394で接続された外付けHDDにOSをコピーした場合、USB/IEEE1394接続の状態でコピー先ディスクからOSを起動する場合はBIOSがHDDエミュレートをサポートしている必要があります。
- ドライブオーバーレイソフトウェアとの併用はできません。
- 暗号化や圧縮されたハードディスクのサポートはできません。
- RAIDシステムなど、お使いのハードウェア構成によっては、製品CDから起動して使用できない場合があります。
- コピー機能はローカルディスク間でのみ使用できます。ネットワークドライブにはコピーできません。
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Q.PowerX Hard Disk Managerとはどんな製品ですか?
ハードディスクを丸ごとバックアップ/リストアする機能とハードディスクのメンテナンス機能を統合した製品です。 システムを含むパーティションまたはハードディスク全体のバックアップ/リストアに加えて、パーティションのサイズ変更や作成、データを完全に抹消する作業などがウィザード形式で簡単におこなえ、ハードディスクを総合的にメンテナンスすることができます。
Q.バックアップはどの様な方式ですか?
イメージング方式です。 作成したアーカイブ(イメージファイル)は、OS、アプリケーションその他全ての情報を含んでいます。 例えば、C:ドライブのアーカイブを作成しておけば、それを復元するだけでバックアップ時点の状態に戻すことができます。
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Q.リカバリーCDは作成できますか?
できます。ウィザードを使用してLinuxベースのリカバリー専用CD/DVDを作成することが可能です。
Q.ファイル単位での復元はできますか?
できます。
Q.どの様な便利な使い方がありますか?
バックアップ/リカバリー、パーティショニングの他に、ハードディスクのアップグレード時に便利なディスクコピー機能、ハードディスクの廃棄時に活用できる全セクター消去機能(データの完全抹消機能)、製品CDから起動してハードディスク内のファイルを参照する機能など、ハードディスクメンテナンスに必要な機能はほぼ網羅しています。
Q.PowerX Partition Managerとの違いは何ですか?
Partition Managerは、Hard Disk Managerの持つパーティション操作/パーティションメンテナンス機能、シンプルバックアップ機能、およびコピー機能と同等の製品です。Hard Disk Managerの様に高度なイメージングバックアップの機能(差分、サイクル、スケジューリング など)やデータ抹消機能はありませんので、パーティション操作をメインにご使用される場合はPartition Managerがお勧めです。
Q.製品CDに組み込まれているOSは何ですか?
Windows PE 3.0という組み込み用のWindowsが組み込まれています。CDからでも通常のWindowsと同等の環境で起動できるため、いつもと同じ操作感覚でHard Disk Managerを使うことが可能です。
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Q.製品CDから起動した場合でもUSB/IEEE 1394(Firewire/i.LINK)接続等のデバイスを
認識できますか?
できます。PCを起動する前にUSB等のデバイスを接続して電源もONにしておいてください。起動後にUSB等の装置を接続しても認識されません。
Q.ダイナミックディスクのバックアップ/リストアには対応していますか?
シンプルボリュームで構成されている場合に、バックアップ/リストア/フォーマットをサポートしています。その他の機能はベーシックディスクに変換することで使用できます。
Q.ハードウェアRAIDのパーティション操作には対応していますか?
RAIDコントローラーのドライバーが適切に構成されたWindows環境上では、RAIDのセット(アレイ)が構成されたハードディスクについてもパーティション操作を実行することができます。RAIDのセットが認識できない場合には、手動でのドライバーの組み込みが必要になります。
Q.iSCSIには対応していますか?
動作保証はしておりませんが、一部の機種での動作を確認済みです。
Q.併用によりトラブルを起こす可能性のあるソフトウェアはありますか?
Symantec Norton GoBack、SONY Giga Pocket、ディスク暗号・圧縮ユーティリティ、ドライブオーバレイソフトウェア、その他MBR領域を使用するソフトウェア、ボリュームのスナップショットドライバーを使用するソフトウェアとは、併用によりトラブルを起こす可能性がありますので、Hard Disk Managerをセットアップする前にこれらのソフトウェアをアンインストールしてください。アンインストール時の注意点等については、該当製品の各開発元様にお問い合わせください。また、上記以外のユーティリティソフトウェアに関しても、パーティション操作をおこなう場合に注意が必要なものがありますので、同様に各開発元様にお問い合わせください。
Q.使用環境において制限事項はありますか?
はい。制限事項を参照してください。
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